経営者の発想を大切にする 打越会計事務所 UCHIKOSHI ACCOUNTING FIRM
日々のこと

価値の数値化

2021.5.17

仕事の価値をはかるために給料があります。経営者のみなさんは社員の給料をどのように決めておられるでしょうか?会社が社員の給料を決めるというのが一般的かもしれません。でも、私はそうでなくていいと思っています。

 

給料の決め方

今、我が社では3人のリーダーを育てています。近い将来、この3人に会社の経営を任せていくことを目標にしていますので、春に今期の目標を共有し、給料について個人面談を行いました。経営者が給料を考えて伝える……これは楽しいことでしょうか。給料をお互いに交渉する……これもいまいちピンときません。お客様からの報酬も交渉では決めていないためです。そこで、3人のリーダーに提示をしてもらうことにしました。みなさんならいくらと提示しますか?

 

三者三様

「自分の給料を提示してください、と言われたらどう提示しますか?」。お客様にもにもヒアリングしてみました。人それぞれに答えが違い面白かったです。今までもらっていた給料よりも高めに伝えて自分を追い込むタイプ、今回は低めに提示し、仕事を見て自分の価値を知ってもらった上で次回あげてもらいたいというタイプ、いくらかな〜と悩むタイプ。実は、3人のリーダーもかなり悩んだようですが、正直悩みますよね。でも、この悩みはいい悩みだと思っています。

 

自分の価値を知る

去年の給料をベースに、リーダーとしての仕事がプラスされるということ、今までの仕事はできていたのかどうか、これからコミットすることは何か、一旦自分の仕事を振り返ることができる機会になったと思います。自分が自分のお客さんだったら、自分にいくら支払うかということです。もし、仕事を終えてから金額の交渉をしたいのであれば、インセンティブ制にしたいと提示しても良いわけです。私としては、金額は任せると言った手前、「月収100万でお願いします!」と言われたらちょっと尻込みするかもしれませんが(笑)、どんな提示も受け入れるつもりです。