経営者の発想を大切にする UTC(旧 打越会計事務所 UCHIKOSHI ACCOUNTING FIRM)
日々のこと

悪者バンザイ!

2023.9.30

社外役員をする中でいつも思うことですが、社内の人間同士で確認しにくいことや伝えにくいことは、どんどん私を使ってくれていいと思っています。
私のせいにしてくれて全然オッケーなんです。

もしかすると・・・
スタッフが少ない会社であれば、社長と社員が一緒に新事業や改革の手立てを考えたり、社長の決定を落とし込みやすかったり、一致団結で事を進められることは多いはず。でも10名以上の社員を抱える会社となると、これがなかなか難しくなってきます。上層部で考え、それを現場に伝える流れになることが増えていきます。そこで注意が必要なことは、社員の中に不安な気持ちを抱いている人がいるかもしれない、ということです。人は見えないことに不安を抱くものです。

外部役員の役割
私は、外部役員として社長や幹部とさまざまな会議をします。例えば、社内の改革をする場合、私はみなさんと何度もお話をします。ただ、議論に議論を重ねて、本当にこれでうまくいくのかを決めていくので、すぐに決まらないことも多々あります。中途半端な状況で現場におろすのではなく、ある程度決まってからおろすため、途中経過が気になる人がいるのも当然です。「一体、上層部や打越さんは何を話しているんだろう…。決まっているなら早く教えてほしい」。その気持ちはよくわかりますが、決まっていないことはおろせません。

どうぞ、使ってください
これまで、見切り発車で伝えたことによりうまくいかなかった事例はたくさんみてきました。だから、決まってから伝えることが重要です。そんな時は私を使ってください。「外部役員から確約したものしか伝えるなと打越さんから言われている」と、私を悪者にしてもらっていいんです。僕の方にフラストレーションが向いたら、逆に社内は強くなると思うんです。社外役員は悪者でいいんです。きっと僕は、知らない人から憎まれてるかもしれませんが、それはそれで面白いじゃないですか。