経営者の発想を大切にする 打越会計事務所 UCHIKOSHI ACCOUNTING FIRM
日々のこと

シェアで解決

2020.12.19

今、シェア事業が増えてきています。車のシェア、オフィスのシェア……。経理にも、クラウド会計ソフトを導入されている企業が増えています。経理の人材コストを削減するためでしょう。私も2年くらい前から「シェア経理」を考えてきました。事業においてかしこくシェアできるものはいろいろあるのではないかと見立てています。

シェアできるもの
例えば、「サービス」。以前高級スパのお話しをコラムで書きましたが、そのスパの素晴らしいサービスを提供できるスタッフが、飲食店を経営したらどうなるかと考えたことがあります。きっと成功すると思います。また、「秘書」はどうでしょう。毎日必要ではない。この日だけ秘書がほしいという会社が5社あれば、秘書をシェアできます。1社毎月6万円ずつ支払ったら、秘書も月30万稼げます。スタートアップした経営者にもおすすめできるサービスだと思いませんか?

経理をシェア
我が社では、お客様と経理をシェアすることを始めています。お客様から「経理スタッフが辞めるので、どうしたらいいでしょうか?」と相談を受けたことをきっかけに、シェア経理を提案してみました。お客様は経理を新たに雇用しなくてよい、お互いの処理作業の軽減、管理のしやすさなど、WIN-WINの関係が構築できます。中小企業は特に、大きなプラットホームは必要なく、小さなコミュニティで目の前にいる人たちと近い関係で仕事ができればと思います。

時代の波で加速
AIが発達し、経理の入力はほぼ自動化されていきます。すると1社に経理は1人もいらなくなります。経理人材が20万だとして、半額で経理スタッフをシェアしてもらえたら、お客様のコストは半分に削減されます。新型コロナウイルスの影響で、テレワークも当たり前の世の中になりつつあります。2年前にはあまり響かなかったシェア経理も受け入れてもらいやすくなったと感じています。