経営者の発想を大切にする 打越会計事務所 UCHIKOSHI ACCOUNTING FIRM
日々のこと

風呂敷畳み人

2020.6.12

ビジネスを広げていくなかで、いいアイデアは生まれるんだけど、なかなか実行にうつせなくて、という悩みはよく聞きます。実は、ビジネスにおいて2種類の人材が必要と言われています。風呂敷を広げる人と畳む人。我が社も人材が増えてきましたので、今、まさにこの仕組みを整えているところです。役割を分担することで見えてきたものもあります。

*「風呂敷畳み人」という言葉は、幻冬舎・設楽 悠介氏とNews Picks・野村高文氏が、その仕事術を磨いていくオンラインサロンのビジネスユニット名として使用されています。

 

風呂敷を広げる人と畳む人

いろんなアイデアを出すことを「風呂敷を広げる」、そしてそのアイデアを確実に実行する人のことを畳む人と言われています。最近では「風呂敷広げ人」「風呂敷畳み人」と呼ばれています。どちらかというと経営者は風呂敷を広げたがるタイプが多いと思います。でも、ただ広げるだけではビジネスには繋がりません。それを実現するためにはちゃんと畳む人が必要ということです。私は、会社では広げ人ですが、お客様にとっては畳み人の役割があり、両方を担っています。

 

風呂敷畳み人の役割

経営では毎年同じことの繰り返しでは維持、もしくは下降していくしかありません。常に新しいことへの挑戦は欠かせません。ただ、アイデアをいくら生み出したとしても、それを実行に落とすにはそれなりに高い能力が必要とされます。実現するためには、ヒト、モノ、カネを整えていく必要があります。例えば、通常業務の改善点も同じです。達成したいゴールに向けて俯瞰で物事をとらえ、チームの誰が何をいつまでにするかなどのスケジュール立てが必要となってきます。

 

生まれる効果

我が社でも今、スタッフが増えましたので、私の業務を3人のスタッフに振り分けているところです。それぞれ得意とする分野があり、役割を分担しています。少人数制でやっていた時は、トップダウンで物事を進めてきたところがあり、すべての最終確認が私のところに一極集中となることで、業務をストップさせることも多くありました。少しずつ体制を整えてきたことで、毎年忙しさがピークになる2019年度の確定申告時期は、彼女たちのおかげでいつも以上にスムーズに業務を進めることができました。何より今まで以上にコミュニケーションをとりやすくなったことが大きな利点と感じています。この仕組みを整えることは、スタッフの成長、会社の底上げ、そして私も10年ほど前から考えてきたことをようやく着手できる時が来たと感じています。