経営者の発想を大切にする UTC(旧 打越会計事務所 UCHIKOSHI ACCOUNTING FIRM)
日々のこと

本質は変わらない

2020.6.25

最近ビジネス用語で「因数分解」という言葉をよく耳にします。ビジネスで大切とされる思考法を伝える言葉のひとつです。少し前でいうと「ロジカルシンキング」が話題を呼んだでしょうか。時代の流れとともにビジネス用語も変化を遂げていますが、言葉にまどわされるのではなく、その本質をしっかりと知る必要があるのではないかと思います。

 

因数分解とは?

「因数分解」とはどういう意味を持つでしょう。数学でいうと、「足し算・引き算で表されている数式をかけ算の形に変形する」ということ。ビジネスとしては、目標に対して売上やターゲットを具体的に設定して、どうやって達成するか指標や手段を掛け算したり組み合わせたりすることです。タスクをうまくこなしていける人のことを「因数分解」ができる人と言われたりもしています。いずれにしても、思考法や言葉も結局は伝えたいことは同じと思っています。

 

本質は変わっていない

時代によって思考法はいろんな言葉で伝えられていますが、何よりもその本質が大切と思います。ビジネスで大切なことは、問題や課題をしっかりと見極めて深掘りすること、そして、とことん考えて順序立てて結果へ結びつけることだと理解しています。今の時代いろんな情報が舞い込んできます。でも、いくらいろんな思考法を学んでも実際にそれを使えないと意味がありません。本当の意味をしっかりと理解し、今やるべきことを見極めて、やるだけです。

 

まずは自分を知ることから

世の中では、ごく一部の人たちが新たなイノベーションを起こされています。100人のうち1人くらいの割合でしょうか。もしそこを目指そうとしている方がおられたら、まずは今の自分を知ることからはじめてはいかがでしょうか。例えば、あなたが短距離ランナーだとして、早く走りたいとしてもウサイン・ボルトに勝てるでしょうか?そこと勝負しようと思うでしょうか?経営者の中にもボルトはいますが、ボルトを目指すかどうかということです。経営にスピードは大切ですが、まずは自分を知り、今できることは何かを考え、優先順位をつけて、課題としっかり向き合い実行することが大切だと私は思います。