「世の中には優秀な学生がいる」……1年程前からそんな出会いが続いています。その一人が、昨年8月よりアルバイトに来ていた奈良女子大学：中野華子さん（かこちゃん）です。最初は鞄持ちとして同行、その後アルバイトとして業務にも携わってもらっていました。弊社で学んだことを彼女自身に語ってもらいました。

中野華子です
職業アスピレーションについて学ぶため、2年前に奈良女子大学へ転入しました。この春に卒業し、東京のIT企業へ就職しました。打越会計事務所との出会いは、学生就活サポート「dearlife」のかまえちかさんとのご縁です。奈良に来て決めていたことがあります。それは「やってみない！？」と言われたらまずやってみるということ。何もできない私に声をかけてくださるその気遣いがうれしかったので、打越会計事務所にお世話になることになりました。

「わからない」けどやってみる
私は、資格も経験もない大学生です。わからないことだらけですが、「わからない」を前提に関わっていただけている立場でもあるので、怖い物知らずの状態で、ワクワクしながら挑戦することができました。実は私は小3まで内気なタイプでした。「自分の努力次第で見られ方は変わる」と親に教わってから、任せられたら期待に応えようと努力をするようになり、今の自分があります。これまで経営者とお話する機会もなく、普段関わらない年齢の方とのお話は、考える視点も頭の構造も違うため、そのギャップを感じながらもとにかく楽しかったです。

「わからない」に直面する
仕事においてはとにかくわからないことだらけでした。社員のみなさんにもいろいろ教えていただき、専門用語も検索をしながらやりましたし、当然のことながら失敗もしました。「足りていない」と痛感することも多く、どうしていいかわからないことは正直に「わかりません」という状態を共有しました。お客様のために考えた企画への、打越さんのフィードバックに悔しくて泣いたこともあります。いろんなことに直面しました。そして、立ち位置の違いや忙しさが違うことで、人それぞれ時間の流れ方が違うということを知り、だから「配慮」が大切だと感じたことも大きな学びです。

（打越より）
短い期間でしたがたくさんのことを学んでくれたと思います。そして私にとっても良い経験を与えてくれました。何より、経営者の前でも臆せずにしゃべることができる彼女の素質は素晴らしいと感じています。お客様に貢献したいという気持ちが強く、知識がなくても課題を解決するためにどうしたらいいのかを考えることに努めてくれました。彼女の会話の特徴は、結論を伝えてから「なぜなら」と説明をすることです。理由を語ることができているということは自分の意見を持っているということ。彼女はきっとどこへ行ってもがんばってくれると思います。またもし一緒に働くことがあったら、喜んで迎えたいと思います。