アイデアが生まれるタイミング
2022.10.15
最近、補助金申請のお手伝いが増えています。税理士として、お金の相談はもちろんですが、経営のお手伝いとして、新規事業のアイデアについてもお客様と一緒に考えることが増えてきました。アイデアは、普段考えている「点」が「線」で繋がっていくとどんどん生まれてくるものですね。
新しいことって難しい
経営で新しいことを考えていくためには、さまざまな角度から考えられたアイデアが必要となります。「新しい取り組みをしよう」といきなり考えようとしても、日頃から考えていないとなかなかアイデアは浮かびませんし、乏しいと感じること、ありませんか? お客様のお話を聞かせていただき、土地の問題やできることできないことの整理、会社の未来を見据えたときに何ができるかを考える機会が増えており、「こういうことができたらいいのではないか」という新しいアイデアがどんどん生まれています。
工務店の例
とある工務店の例です。事務所を移転する先が自然豊かな土地、そこで新しいビジネスを展開する場合・・・。その土地を生かさない手はありません。空き家や土地が余っている、工務店だから新たに建物をつくることもリノベーションすることもでき、人が集まる場所をつくることができる。地域との関わりを深めていくことも視野に入れると、移住支援金を活用するのはどうか。今やリモートで仕事ができる時代、東京からのお客様を呼び込むこともできる・・・・。という具合にどんどん情景が浮かんできます。具体的に描けるかが大きなポイントです。
これからの時代を見据えて
都会でバリバリ働いている人の中には、将来野菜づくりに落ち着く人が多いと言われています。疲れたら田舎で野菜づくりをしたいと思うのでしょう。また、日本には、観光資源でまだまだ光のあたっていないところもたくさんあります。日本人には知られていない、外国人観光客に人気の場所もあるようです。超大富豪で日本に住みたい人もいるかもしれません。そういう方をターゲットに、体験型のサービスを提供することもできます。移動手段にはカーディーラーと提携を組むのもいいでしょう。意味のある、具体的なものを繋げていくとどんどんアイデアは広がっていきます。