不変的なもの
2024.4.17
世の中には不変的なものがあります。その一つで、私にとって初体験でもある「気功」を体験したこというお話からの思考です。
気功とは
むかしむかし、そのまたむかし、数千年前のこと。気功は、中国の伝統医学として生まれ、体内の気を巡らせる健康法として今も活用されています。体にあるツボと関係しています。気功といえば、一見ふにゃふにゃと体を動かしているようポーズにも、一つひとつ全てに意味があります。力を入れてふんばっている体を押されるとすぐに倒れますが、力を抜いて立つと、押されても動かない。これは気の根がはっているという表現が正しいかもしれませんが、不思議な経験です。
体について知る
気功を体験することで、人の体の成り立ちについて興味が湧いてきました。人の体は、実は細胞で成り立っているんですね。細胞が分裂するときにファシア(Fascia=膜)が発生し、たくさんの細胞で人はつくられています。ファシアの重要な場所にツボがあるようですが、中国人は全てツボを知っていたということになるのでしょうか。また、五行学説によると、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素が繋がっていて、お互い潰しあったり、助け合ったり、抑制したりすることによってバランスを保っているのですね。
繋がった瞬間
気功はこれまでの人生で自分にとっては興味のなかった分野ですが、体験してみるとどんどんそれに関わるものについて知りたくなり、どんどん知識が増えていきます。「なぜ」を理解できる時がきます。そういえば、昔、税理士試験の勉強をしていたときも、理論を一つずつ覚えていくと全然覚えられなかったことも、全部が繋がった瞬間がありました。不変的なものはいつの時代も伝え続けられているわけで、学び続けていくことで、変わらないもの、逆に変わらないといけないものも研ぎ澄まされていく感じです。おもしろいですね。